ライブペイントイベントとちょっと構図の話


こんばんは、七草粥です。

ゴールデンウィーク真っ只中ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?たまには旅行にでも行きたいもんですよね。

 

さて、ここ数回 "構図" について考えてきて色々と勉強できましたね。

今日はこれまで勉強してきたことと絡めつつ、ライブペイントイベントのキービジュアルがちょっと進行したので現段階の進捗について書こうかなと思います。

 

前にラフを描いてますよーって記事を書いたんですが、やっとこ線画を描き終えて下地塗りまで来ましたー。

 

 

こんな感じです。線画を描く際、clip studioの「パース定規」機能にずいぶん助けられましたー。

鉛筆ツールとかで線を引く時、自分で設定したパース線に沿って自動的に線を引いてくれるんですが、こういった背景の情報が多いイラストを描くのに超便利です。

これからはキャラはSAIで、背景はclip studioで線画は描くことになりそう。

 

あとイラストを構成する物体が多いので下塗りがたいへんたいへん^^;

1日かかっちゃいました。

 

ここまで情報量の多いイラストは自分でも初めてで、ここまでなかなかどうして苦心したものですが、ここからは大好きな塗りの工程なのでようやく楽しくなってきます!

 

それでこのイラストにもですね、これまで勉強してきた "構図" がいくつか隠れているのです。

出現させてみましょう!

 

 

出ました、三分割構図。おおよそ分割線の交点部に女の子キャラの顔、ドロイドの顔がありますね。また女の子のペン先、左下のにはまだありませんが、女の子がディスプレイに描いている絵が来ますので3点のに被写体が配置されている状態です。

(三分割構図の特徴については前回の記事をご覧ください。→イラストを良く見せる " 構図 " を考えてみる 2

 

さらにもう一つの構図がこのイラストには隠れています。

またまた出現させてみましょう!

 

 

出ました、三角構図。しかも4つもありました。

まずメインキャラである女の子のポーズが底辺が下にある三角形(青)を作っています。底辺が下にある三角形は安定感を表現できます。

背景の宙づりになっている3つの本棚も底辺が下の三角形(水色)を形作っています。

 

赤の逆三角形は2人のキャラの顔と手前の大きい紫の立方体とメインのモチーフを結んでいて、緑の逆三角形はメインの2人のキャラと、まだありませんが女の子がディスプレイに描いている絵を結んでいます。

逆三角形は不安定で不規則な配置にできます。

(三角構図の特徴については前々回の記事をご覧ください。→イラストを良く見せる " 構図 " を考えてみる 1

 

こんな感じに画面内にいくつかの三角形を配置することで安定と不安定を同時に表現でき、見る人を飽きさせないようなイラストにしやすくなります。

 

こうやってイラストの中に隠れている構図を探すのって意外と楽しいもんですね。自分のイラストでも他の絵師さんのイラストでも勉強になると思います!

 

さて、このイラストこれから完成に向けて頑張らないといけませんので今日はここまで。

 

あ、そうそう!ライブペイントイベント第1回目は6/4(日)開催予定です!!

その他詳しい情報も近日公開します。

それでは~っ